ヨットとは

ヨットについて
帆(セール)に受ける風の力を動力とし水上を走る船のことで、燃料を使わずに自然のエネルギーで進むのが最大の特徴です。帆の張り方を変化させることで帆が受ける風の流れを調整し進むエネルギーを生み出しています。そのため、風下だけでなく風上にも進むことが可能です。
ヨットの中でも学生競技で使われるのが「ディンギー」と呼ばれる小型の船です。大学では470級とスナイプ級があり、風を受けて2枚もしくは3枚のセールを張ることによって進みます。両艇種とも2人乗りで、ペアのコンビネーションも競技を行う上で非常に大事です。

波や風など外的要因に非常に大きな影響を受けるため、一日として同じコンディションはありません。
風や潮の流れ、波の動きを読み解きながら操船するプロセスは「洋上のチェス」とも呼ばれ、知的なスポーツとしての魅力も持っています。ヨットは運動神経のみが勝敗を決める要因ではなく、いかに頭を使えるかが重要です。そのため、大学から新しくスポーツを始める人も男女問わず活躍できます!

ヨットレースについて
基本的には決められたコースを同時にスタートし、そのコースをいかに早く回るかによって順位が決まります。
コースは水面に浮かべられた複数個のブイによって設定されます。
1大会につき5〜8レース毎の順位がそれぞれ得点に換算され、最終的にその合計得点が少ない船が優勝となります。レース中も波の高さや風の動きがどのように変わるかは分からず、臨機応変に対応していかなければなりません。現状を把握し、その先の状況を予想して対応すること、他の艇よりもいかに速度を上げるかが重要になってきます。
大学では団体戦や個人戦等数多くの大会があり、慶應體育會ヨット部では毎年秋に開催される全日本インカレでの優勝を最終目標として掲げています。

470について
470級は「スピード」と「躍動感」が魅力のオリンピックでも採用されている艇種です。
最大の特徴は、クルーがワイヤーで船の外へ吊り下がる「トラピーズ」という豪快なスタイルです。風を切って水面を飛ぶような爽快感があり、全身を使って風を操る楽しさは格別です。また、風下に進む際に登場する3枚目のセール「スピン」も特徴的です.。

スナイプについて
スナイプ級は「奥深い戦略」と[安定感」が魅力の世界中で愛されている艇種です。トラピーズはなく、その代わりに「ハイクアウト」と呼ばれる、ベルトに足をかけて船の外にでる動作を行うことによって、船が水面に対して平行になるようにすることでより早く進むようにします。
船が安定している分、風の読みや細かな帆の調整といった「知的な駆け引き」をじっくり楽しむことができ、戦略が勝敗に大きく影響することから、幅広い世代が夢中になれる奥深さがあります。